「きゃあっっ!!!!!!」


あたしはブランコから落ちた


「い…痛い…」


正面を向いた瞬間
知らない男の顔が
あたしの真っ正面にあった


「大丈夫?」


大丈夫?って…

あんたのせいで落ちたんだよ!!

「…………誰?」


「宮内涼太!」


別に自己紹介しろなんて
言ってないし!!!!!


そう思い下を向いていた顔を
上にあげた


太陽の光が反射して

相手の顔が見えない

あたしは目を細めた


「…………ッッ!!」



そこには


見たこともないくらいの
顔立ちが整った男がいた