そんなイジメが続いていたが、あたしは耐えた…。


人が居ないトイレで声を殺して泣いたり


体育館の倉庫で泣き疲れてマットの上で寝たりもした。


こんな生活いつまで続くのかなぁ…


タスケテ…ダレカ…

海斗…海斗ぉ…苦しいよぉ


そう思うほど胸が痛くなった…。


毎日放課後になるといつも図書室へ行った。


「海斗っ…」


救いを求めるように海斗に手を伸ばす…


「翠…良く頑張ったな、もう少しでイジメは無くなるから俺が守ってやる」


海斗から聞いた話しでは、海斗の呼びかけによってイジメはだいぶ無くなって来ている…と。


「ありがとう海斗」


「べ…別に何もしてねぇよ////」


ふふっ…かわいい海斗。


あたし達はいつものようにキスをしてから手を繋いで教室へと向かった。