海斗は何も言わずにギュッとあたしを抱きしめた。 何度もごめん…ごめんって言ってた。 そっか…海斗も辛いよね…あたしばっか励まされてる。 ごめん…海斗… 震える手で、一生懸命あたしを抱きしめている海斗… そんなにあたしを想ってくれてる愛しい海斗のほっぺにキスをした。 二人とも泣きながら何度も何度も、お互いの名前を呼びながら優しくってちょっとしょっぱいキスを繰り返した。