愛side


「あいつはなんなの!?ひどくない!?」


「まあまあ落ち着いて;」


「香織みたいに可愛くなりたいわ…」


「えー!?何言ってるの!!愛は綺麗だよ!!」


「有り得ない有り得ない…。はぁあいつと居ると疲れるわ~」


「毎日喧嘩だもんね(笑)」


「そうそう。なにかと突っかかってくるんだよね」


「今日の朝もすごかったよねー」



―――――さかのぼること約8時間前。


AM8:00


「行ってきまーす!!」


「あっ!!愛ー!!」


「??あっ、香織おはよう」


「おはよう。今日は寝坊しなかったんだね♪」


「そんな毎日遅刻したらまずいからね…」


「ねぇ…見て」


「香織なした?」


「校門の人だかりひどくない…??」


「げっ…どうせバカ攻太のファンでしょ?」


「すごいね…」


「今日はファンに捕まっちゃったんだねー。お気の毒に(笑)」



いい気味だわ(笑)
ずっと埋もれてればいいんだよ(笑)



「後で愛に八つ当たりするんじゃない??」


「あっ…そうかも。ありがた迷惑ー!!(大声)」


「ちょっ・・・愛声大きい!!」


「何がありがた迷惑だって??」


「攻…太…!!」


「だから、何がありがた迷惑なんだ??」


「えーっと…別に…」



周りの女子の視線が痛い…



「ふーん」


「じゃっ、じゃあまた後でねっ!!香織行こうっ」


「待ってっ!!」



ダダダダダ……



―――――とまあこんな感じ。
見事にその日は愚痴られ八つ当たりされましたよ(泣)