その瞬間、4人共、何も言えなくなりただ、不安だけが生まれていた。

そして、数時間がたち突然、4人の視線が俺へと向けられた。

「…っ…」

(…物凄く、嫌な予感が…)

そう思ったがすでに遅かった。

「「「「皐〜!」」」」
「…はぁ〜。」

案の定、龍司たちは、俺に泣きついてきた。そんな龍司たちに俺は

「お前らなぁ、大の男が情けない声で泣くな!」
「「「「!?」」」」
「俺が勉強見てやるから!諦めんな!一緒に星城行くんだろ?」

大声で龍司たちに叩きつけた。

「…受かるか?」
「さぁな…けどやらないよりはいいと俺は、思うけど?」
「…そうだな。賭けてみるか?」
「ああ…。皐と一瞬に星城に行く!」
「……」

龍司たちの星城に行く理由が俺なのだと強く思い知らされる。

(…俺に…合わせてないか?)

そんな不安が俺の心に募っていた。そんな俺の気持ちに気づいたのか龍司がじっと俺を見つめていた。

「?」

そして…

「安心しろよ。ちゃんと俺たちの意志で選んで決めたことだからさ。お前がそんな不安がることないから…。」
「えっ?」
「…お前のことだからどうせ俺たちがただお前と一緒にいたいから星城を選んだんだと思ったんだろ?」
「…っ…」

龍司の問いかけに俺は、黙ってしまった。