中学も一緒だったみなみは、何かイベントがあるときに、
毎年飽きずに私があのマフラーをつけていたのをよく知ってる。
だから、不思議に思ったんだろうね。
「あれ、もう古いから……。新しいのが欲しいなって思って」
まさか通りすがりの人にあげたとも言えず。
「へー。そうなんだ?じゃ、冬休みに買いに行こーよ。
あれ似合ってたのにねぇ。そっか、もうつけないんだ」
「うん」
みなみや他のメンバーが焼肉パーティで盛り上がってると、
来栖くんが私のお皿に次々にお肉を入れてくれる。
毎年飽きずに私があのマフラーをつけていたのをよく知ってる。
だから、不思議に思ったんだろうね。
「あれ、もう古いから……。新しいのが欲しいなって思って」
まさか通りすがりの人にあげたとも言えず。
「へー。そうなんだ?じゃ、冬休みに買いに行こーよ。
あれ似合ってたのにねぇ。そっか、もうつけないんだ」
「うん」
みなみや他のメンバーが焼肉パーティで盛り上がってると、
来栖くんが私のお皿に次々にお肉を入れてくれる。