「…いい。もう、生きることに疲れたんだ」


「そんな弱気なカイト…らしくないよ。生きて…もう一回頑張ろうよ!」


「そうだな…。じゃあ、来世をめいっぱい生きるかな」


消えかかったカイトは、私を見てそんなことを言った。


もうっ!


どうしてそんな…。


「なによ…。高校生とエッチしたいって言ってたくせに!

だったら生き返ってみなさいよ。してあげるから」


こう言えば、ちょっとは生きる気になる?って思ったのに、


カイトの様子は、変わらなかった。


「美衣こそ、らしくねーな。キスされて泣いてたヤツがさ…。

じゃ、その約束。来世で果たしてもらおーか?」


「来世じゃなくてっ…あぁっ」