…てか…『仲岡の彼女なんだって?』



……って、なんで知ってんの!?



「な、なんで知ってんの!?」



ペンを手から離し神田の方に視線を写す。



『お前、うるせ――



『上田。話す余裕があるくらいなら、この問題解けるよな』



神田が喋っている途中に先生が言った。



悪魔だ。



こんな問題解けません。



理解もできません。



ただ、固まったままのあたし。