それから転校生とは、口も利いてない。



ある日のことだった。



彩と夜まで街をぶらぶらしてたとき。



『ねぇ…神田君じゃない?あれ!』



彩が指差す先には、





神田涼。



学校とはまったくちがった。



学校では見せない笑顔がそこにあった。