「なに、偉そうに」



『俺偉いし。てか遅い』



ポッケに手を突っ込み寒そうに肩を縮ませる。



「これでも早く来ましたけど?」



『あっそ』



「あのさ…メアドなんで知ってるわけ?」



『お前の友達と会ったからメアド聞いといた。


それに彼氏といるって言うから、呼び出そうと思って』



意地悪く笑う、その姿はまるで悪魔だ。