時はいつものように過ぎていった。



『朱莉ーっ!帰るぞーいっ』




彩が校門の所で叫んだ。



あたしは、そこまで走った。



『今日も出かけるぞいっ』



「はいはいっ…」



今日も彩の買い物に付き合うのか。



もう、うんざりだよ。



『あれ?朱莉?』



聞きなれた声だった。



『あぁっ!龍貴君!』



「おぉっ龍貴だぁ」



『うぃーすっ』



そこには満面の笑みで笑う龍貴がいた。