『たまんねぇな――…
ありがとう、矢耶。』


ほっと安心した。

矢耶の一言一言が俺を満足させる




気を取り直して……



軽くキスをする。



次第に過激になっていく。


「んっ…………はっ…………」



もっと、と吸い付く様にキスを重ねる俺に対して矢耶は


「……………んっ
あっ…………お…………
む……もう………む…………り……………」


切羽詰まった様に俺の胸を押し返す。


押し返してはいるが余り力が入っていないため無意味。


そんな矢耶の腕を掴みシーツに押し付ける。


『もう無理か?
じゃぁやめるか?』


ここまできて止めるとか有り得ねぇけどちょっといじめる。


「へっ?」


案の定間抜けな顔が返ってきた。

「無理ってそういう意味じゃないよ!息が続かないってことだよぉ」

焦りながら弁解する矢耶。

『分かってるよ。ちょっとからかっただけ。ほんと反応一つ一つが可愛いな。』