「あぁごめんうちのキャプテン
好きでダンクしてるんじゃないんだ
本人曰くDNAが騒ぐからしょうがないんだって」
「はぁ」
「驚かせてごめんね」
「いえ」
「じゃあ練習始めようこっちのコートがAコートっていわれてて
主力が使うコートで
向こうがBコート
Bチームが使うコート
今日は初日だしAでやってみるかい?」
「いいんですか?」
「あぁ、いいよ」
「おーい直樹体験の子Aでいい?
ミニで全国だって」
「あ?あぁ。いいよはやくやろーぜ」
「はいはい」
「あのポジションとかは・・」
「あぁ一応聞くか
それ以外なんかいいたいことある?
早くしなきゃなんだけど」
「えーとCです
後は特に・・
あ!先輩の名前は?」
「俺は寺音和也
そのサイズでCか・・・」
165のおれの体を一瞬驚いたようにみた
けどその表情もすぐ消え
「やろーか」
一言いった
そして直樹さんの集合の声で練習は始まった