こんなに泣いたのは何年ぶりだっただろう・・・・・。

嗚咽が止まらない、しゃべれない。みっともないあたし。

嫌だ、ヤスと会えなくなるなんて嫌だ、彼女じゃなくてもいいから、お願いだからあたしの事をなかった事にしないで。
『なぁ。おまえはどうしたいの？』

『・・っっ、一緒にっいたいっ。ずっと。』

『・・・・・・・・・・・無理だよ。』
ヤスがあたしを見る目。
何でそんな目で見るの？
『忘れた方がいーよ。』

このまま忘れられないよ。

『忘れられないよ。ねぇ、セックスして。』

あたしにはこれしかないの。

『出来るわけないでしょ。お願い、忘れて。寝よう。』