部屋に着いても、あたしはいつも通りにした。
ヤスの部屋でヤスの大きなトレーナーとハーフパンツに着替える。
一気にヤスの匂いに包まれて。

なかなかヤスは言わない。
そうだね。
あたしが言わなきゃいけないよね。

でももう少し、もう少しまだヤスを好きでいさせて欲しい。
あたしがここに居る事を許して欲しい。