本当の怖さがあった。 あの人は怖い。 小沢はいつもヘラヘラ笑っていたのに。 早く美波の所から引っ越ししよう。 もう何もかも新しい早紀江になる。 あたしはもう紗和じゃない。 気が付いたら色んな事がありすぎちゃって、あたし優也の事は忘れちゃってたなぁ。 初めは東京にきてやっていけるか不安だったけど、あたし、出来るじゃん。 まだ頑張れる。