ヤスのベッドの横には小さな出窓があって、あたしは朝になるとそこを開けて煙草を吸ってばかりいる。

でも今朝は違った。
ヤスは朝からあたしを求めるから、あたしは恥ずかしいと思いながらも、ヤスの首に絡みついた。

あまりの気持ちよさに恥ずかしさはどこかへ消えて、ただヤスが欲しかった。

この気持ちをなんて言えばいいか言葉は知らない。

あたしはただヤスが欲しかった。