インターネットから直接メールや電話で連絡を取り合うようになったのは、十九歳のヤスという男の子で、ヤスも田舎からでてきたのだがやはり眠れないという。

2人でお互いが眠くなるまで話をした。
ヤスには同い年の彼女がいたが、美波にとってヤスの存在はまだ見たことのない友達だった。

ただ、風俗嬢である事を除いては見えない相手に美波はとことん話ができた。

生まれた町の事や、趣味、ヤスの家族や彼女の事も明け方まで話をした。