僕は必死に抑えいた涙を流した。



僕はフロントに向かった。
そこには抗議している人達で群がっていた。



僕は人をかきわけてフロントに向かった。



『何で…何でですか!!??どういう事ですか!!?』


『申し訳ございません、今こちらで調べています』



僕はこの言葉を聞いて、嘘ではないと確信をした。



『優君…?』



僕は後ろを振り向いた。
そこには百合が立っていたんだ。



『百…合?』


僕は百合の方に向かっていった。
百合の方に歩いて行った。


『百合?』


百合は笑顔だった。



『やっぱり…嘘だよ…ね』


百合は笑顔で消えていった。



『百合…?百合…』


周りを見渡しても百合の姿はない。



『百合…お願い…出てきてよ…俺の前に現れてよ…
お願い…抱きしめてよ…キスしてよ…笑顔みせてよ… ねぇ…お願い…』



僕はその場で泣き崩れた。

あの日、僕はなぜ百合をはなさなかったのだろう…



あの日で、百合の笑顔を見れたのが最後だったのなら、僕は何故行かせたの?


あのキスが最後だったなら…何故僕は行かせたの?



あの日が百合の最後の言葉だったら、
僕は何故行かせたの?



《優君の事、愛してる》