曲が終わり、俺はギターを下ろした。

「すごい。これなら合格できるよ」

君が目を輝かせて言った言葉は、お世辞なんかじゃないような感じがした。

「でも、まだまだなんだよね」

俺は内心、本当に嬉しかったんだけど、冷静を守って言った。