「金木犀かぁ…俺、この香り好きだなぁ」


「あたしも」


この香りがするたび…
南の事を想うんだろうな。

「南、この香りな、…きっと俺の"恋の香り"……」



「恋の香り?なんか可愛いね…」



「だろ?」俺達は手を繋いで。



幸せだねって



微笑みあった。