「もっと!もっと名前呼んであげて下さい!」




「智也!智也ぁ!!!」



『頑張れ!智也!ハンバーグ食えなくなるよ!?』






心臓マッサージが始まった。



「なんで!?なんで心臓マッサージなんかするの!?智也はまだ死んでない!!」



由香が必死に救急車の人の手を止めようとする。



そんな由香を私は抑えた。



「ねぇ…!!!なんで―…。」






病院にやっと着いた頃には心臓マッサージしてくれてた人は汗だくで、すぐに病院の先生と代わった。