意味が全く分からなかった。 そういえば…。 近い病院がいくつかある筈なのに、救急車が止まる気配がない。 もう10分は救急車に乗ってるんじゃない…? 私はとっさに 『どうゆう事ですか!?』 怒鳴った。 由香も状況を把握していない。 「キャッ…」 由香が声をあげた。 智也の手が震えてる…。 痙攣してる。