チッ…


誰かが舌打ちした音が響いた。


とっさに振り向いたけど誰だか分からない。


クラス全員私を見てる。



ここは3階
ありえない…


『由香!!あった!!』

「え?」

『取りに行ってくる!!』

「アタシも行く!!」



幸い、机は植木の上に落ちていて壊れてないし、由香の教科書もそんなに汚れてはいなかった。


机を教室に運んだ。

だけどこのままこの教室で半日過ごす気にはなれなくて…。


私達は帰る事にした。