皮膚が真っ赤になるまで洗った。

汚い大人達に触られた部分がどうしても気になった。




お風呂から上がり、部屋のドアを開けようとした。



「…グスッ…ズズッ…」



由香の泣く音が聞こえた。

声を必死に抑えてるのかもしれない。


私が大好きなアーティストの曲がかかってた。



由香の気持ちが凄く嬉しくて、私は風呂場に戻り、シャワーを出し大泣きした。



由香に聴こえないように泣いた。