家に着き自分の部屋の前に立つ。


深く深呼吸をし、ゆっくりとドアをあけた。



由香が心配そうに覗き込んできた。



「どうしたの!?ボロボロじゃん!」



『レイプされちゃった』






「は?誰に!?」




『援交相手のオヤジにだよ。笑えるよね。』






由香に全て話した。


中に出された事も、山に捨てられた事も。



大袈裟にせず全て話した。





由香は何も言わず聞いてくれていた。




泣きながら全て話すと、



「シャワー浴びて来な?」



優しい由香の声が嬉しかった。



『うん。綺麗にしてくる。』