『…。』



「もし!?帰るの遅くない!?今アズん家着いたんだけど帰ってないからびっくりしたよ!どうしたの!?」



『うん。今タクシー乗ってる。』



「なんでタクシー?」



『今話せないから家着いたら話すよ。』



「早く帰ってきてね?」



『うん』





ゆっくり電話を切った。



窓をあけ、煙草に火を着けた。



由香に全て話していいのかな…


泣くだろうな…



でも話さなきゃ。