学校に戻り、由香の上履きを洗った。

キティの健康サンダルを上履きとして貸した。


『超むかつくんだけどっ』

「ねぇ!むかつく!!」


そう話しながら教室のドアを開けた。
今はお昼だからみんなお弁当を食べてるはず。


ガラガラッ


一瞬…


教室が静まり返った。

みんなが一斉に私達を見ている。

汚れ者を見るような眼…。

その眼は悲しそうな眼もあれば

怒り満ちてる眼もあれば

満足してる眼もあった。



『何?』

「…ッ…ねぇアズ?」


由香の声は聞こえた。
けどクラスの眼が気になって、みんなに怒鳴った。


『なんだよ!』