私の体は震えてた。


恐くて震えているのか

寒くて震えているのか


自分自身の感覚が分からなかった。




抵抗しても無駄。



どんなにオヤジだからって五人もいたら勝てるわけがない。



もう、どうにもならない。




目の前の奴が電話を切る。




「わりぃわりぃ。よし!さっさと終わらそうか。」




この言葉を合図に一人の大人が射れてきた。



乾いたまま無理やり射れようとする。



『いたいっ!!やめて!お…ね…が……!!!』



叫び過ぎて声がかすれてた。



それでも泣きたくなかった。