道路を真っ直ぐ真っ直ぐ行く。


車も人も街灯も少なくなってきた。


嫌な予感がする。


ドクドク鳴りだす心臓。


恐くなり、


『あの~,どこまで行くんですか?』

戸惑いながら聞いた。



名前も知らない相手は私を見て不気味な笑みを浮かべた。


一瞬私の胸が高く鳴った。



そして
低い声で言った。



「お前の墓場。っつ~か天国。」



『え?』