正直、足が重い…。 上手く歩けてるか分からないぐらい心臓がバクバクしてた。 冷や汗もかいてきた。 今は夜中の一時過ぎ。 あの日が蘇る。 もし[女]がまたせっくすしていたら…。 息が詰まる。 玄関の前に着いた。 一呼吸おいてからゆっくりドアをあけた。 ……。 物音はしない。 でも明かりがついていた。 忍び足で自分の部屋に向かう。