恋之境

恋愛(その他)

keisuke999/著
恋之境
作品番号
490138
最終更新
2010/10/13
総文字数
0
ページ数
0ページ
ステータス
未完結
PV数
0
いいね数
0
コンビニに入ったら、彼女がもう居た。夜遅くて、大変だなぁと俺はそう思い、雑誌を読むふりして、彼女を盗み見た。

いつもの髪型

いつもの笑顔

このコンビニは俺のアパートの近くにあるからよく使っている。彼女が居なかったとしても使っているかもしれない。

でも彼女を初めて見た瞬間から心が収攬された。

別にストーカーでもないけどね。ただ、好きになって、周りの女性が見えなくなってきたと言うこと、

そろそろなにか買わないとマズイなぁと俺はそう思い、適当にガムをレジまで持って行った。

ときめきが止まらなく、何故か手が少し震え始めた。

俺が近づくと彼女は下を向いた。

「105円になります。」と小声で呟いた。

その反応に慣れていると言いたいけど、慣れる訳がないよなぁ。

この顔って…呪詛だよね。

まぁ、気にしてもしょうがないと俺はそう思い、微笑みを見せた。

名札を見ると 谷川 知子 と書いてあった。

その名前を何回も見たのに、見れば見るほどときめく。

変人と思われるかもしれないけど、一回だけ ともちゃん と呼びたい。

ばかだなぁ、俺は…

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