「お待たせして、すみません」



何食わぬ顔で入ってきた俺に皆、仰天顔。

そりゃそうか。
なんせデカイ荷物を抱えて帰ってきたのだから。



「…どうしたんだ?リン」


「いえ…レオがなかなか起きないので、やむを得ず」


コイツはどんだけ眠りが深いのだろうか…。
実は窒息死してるんじゃないかってくらい動かない。


一先ずレオをそこら辺に転がしておいた。


そうしなければ、朝食が始まらないから。




30分遅れで食事を進めるが、レオは結局起きる事はなかった。




また、部屋まで戻すのが面倒だと思い邪魔だと思いながらも居間の端に寄せておく。



まぁ、ここなら踏まれる心配はないだろう。