昼休みには外にも出ずに机にぺたんと倒れる。


「んー…」

「また菜都…何やってんのよ?」

「わかんない」

首だけ動かして上を見る。


「その手を止めて。」


手首を伸びた爪でカリカリと掻いていた。


赤く脹れた私の手首を見て、友達のりみは呆れた顔をした。