「美紀が、いい」
 
 
そう言うなり、美紀の目から涙が零(コボ)れ落ちた。
 
 
「…アタシでよければ」
 
 
その言葉を聞いて、肩の力が抜けた。
 
 
「一緒に幸せな家庭作ろ」
 
 
また美紀を泣かせてしまったけど。
今日はまぁ許して欲しい。
 
 
俺は幸せな男だ。
愛する人に愛して貰えて。
愛する人と一緒に居られて。
 
 
迷ったり
悩んだり
いっぱい傷付けもしたけど…
これからは俺が
お前を守る
 
 
その綺麗な笑顔を
絶やす事なく。
 
 
ずっと傍に居てくれよ、
美紀。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
-END-