「おう!さっきはごめん」
稔の部屋に入り、スッキリとした顔で言うと、
「付き合ったの?」
と、俺だけに聞こえる様に稔が耳打ちして来た。
「いや?でも思いを言えてスッキリした!キナちゃんには悪いけど。俺、美紀が本気で好きだわ」
小さい声で稔にそう伝えると、少し驚いた顔をしたが、
「そうか。うん、分かった」
と言われ、背中をバシバシ叩かれた。
こんな事がなければ、自分の気持ちに気付けないなんて、情けないけど。
キナちゃんを散々傷付けて振り回してしまったけど。
でも、これで良かったんだと思う。
しばらく談話した後、俺は稔に送ってもらい、キナちゃん姉妹は、キナちゃんの車で帰って行った。
帰りがけに、
「うちの妹を振るなんて、よっぽど大切なのね。彼女の事。もう明菜みたいに傷付けたりしないで仲良くしなさいね?」
なんて、説教を受けてしまったけど。
稔の部屋に入り、スッキリとした顔で言うと、
「付き合ったの?」
と、俺だけに聞こえる様に稔が耳打ちして来た。
「いや?でも思いを言えてスッキリした!キナちゃんには悪いけど。俺、美紀が本気で好きだわ」
小さい声で稔にそう伝えると、少し驚いた顔をしたが、
「そうか。うん、分かった」
と言われ、背中をバシバシ叩かれた。
こんな事がなければ、自分の気持ちに気付けないなんて、情けないけど。
キナちゃんを散々傷付けて振り回してしまったけど。
でも、これで良かったんだと思う。
しばらく談話した後、俺は稔に送ってもらい、キナちゃん姉妹は、キナちゃんの車で帰って行った。
帰りがけに、
「うちの妹を振るなんて、よっぽど大切なのね。彼女の事。もう明菜みたいに傷付けたりしないで仲良くしなさいね?」
なんて、説教を受けてしまったけど。