それぞれ、飲んだり歌ったり、話したり騒いだりしていると、軽快な着うたが聞こえた。
「もしもし〜?あ、アキちゃん。ん?今?2次会のカラオケ、…ちょっと待って…」
そう言いながら、携帯の声が聞こえないのか、稔は部屋から出て行った。
忘れていた事が、というか、忘れようとしていた事が急に押し寄せて来て、全身の血が一気にひいた。
アルコールが入っていて、体が熱いハズなのに、寒気がして、心音がコメカミの辺りから、ダイレクトに聞こえ出した。
“キナちゃんが来る前に、俺が潰れたらいい”
美紀が居るくせに…
元彼女って訳でも無いくせに…
普通に顔を会わす事に戸惑った。
「もしもし〜?あ、アキちゃん。ん?今?2次会のカラオケ、…ちょっと待って…」
そう言いながら、携帯の声が聞こえないのか、稔は部屋から出て行った。
忘れていた事が、というか、忘れようとしていた事が急に押し寄せて来て、全身の血が一気にひいた。
アルコールが入っていて、体が熱いハズなのに、寒気がして、心音がコメカミの辺りから、ダイレクトに聞こえ出した。
“キナちゃんが来る前に、俺が潰れたらいい”
美紀が居るくせに…
元彼女って訳でも無いくせに…
普通に顔を会わす事に戸惑った。