「ねぇねぇ優夜、さっきの子さぁ…」
「ん?何?翔太」
「いや、なんでも…」
大部屋に通されて、何頼もうかと考えている時、翔太が話し掛けて来た。
メニューを見ながらだったので、軽く聞いていたが、気になったので、メニューから目線を上げて、横に座っていた翔太を見る。
「さっきの子って、美紀?それとも夢佳ちゃん?」
「………」
「……夢佳ちゃんの方ね」
「ち、ちがっ…」
「しっかりした、いい子だぜ?」
見てたらわかる。
それだけを言い、翔太は喋らなくなった。
ゲームにしか興味を持たなかった翔太に、ついに春が来たのかと、嬉しくなって顔がにやけた。
「ん?何?翔太」
「いや、なんでも…」
大部屋に通されて、何頼もうかと考えている時、翔太が話し掛けて来た。
メニューを見ながらだったので、軽く聞いていたが、気になったので、メニューから目線を上げて、横に座っていた翔太を見る。
「さっきの子って、美紀?それとも夢佳ちゃん?」
「………」
「……夢佳ちゃんの方ね」
「ち、ちがっ…」
「しっかりした、いい子だぜ?」
見てたらわかる。
それだけを言い、翔太は喋らなくなった。
ゲームにしか興味を持たなかった翔太に、ついに春が来たのかと、嬉しくなって顔がにやけた。