「詳しくはキナちゃんに聞きなよ」
 
 
商品補充をし終わり、レジに戻る麻衣子さん。
 
 
『それが出来たら、とっくにしてるよ』
 
 
麻衣子さんと話すのは、意識してないからか、稔と話す様な感覚なだ。
けど、キナちゃん(心の中では、そう呼ぶ事にした)とは、緊張して話せない。
せいぜい、挨拶程度。
 
 
『…情けねぇ〜な俺』