呼び方も、美紀ちゃんから美紀に変わり、美紀も俺を優夜と呼ぶ様になった。
美紀は、俺にはもったいない位にいい子で…。
2年経った今でも、キナちゃんに似てる子を見ると、振り返ってまで確かめてしまう様な、こんな俺。
それでも、少し淋しげに、でも仕方ないなって顔して優しく笑う美紀。
そんな優しい美紀に、何度救われたか分からない。
「ねぇ、優夜?」
「…ん?」
ふざけていたはずの美紀が、急にふっと真顔になり、話しかけて来た。
「まだ…忘れられない?アタシじゃ、優夜の心埋めてあげられない?」
「………」
「…今までずっと思ってたけど、怖くて言えなかった。一緒に居られる事は嬉しいよ。でも…」
美紀は、その先の言葉を言わずに、
ごめん、帰るね。
と言い、俺を残して去って行った。
美紀は、俺にはもったいない位にいい子で…。
2年経った今でも、キナちゃんに似てる子を見ると、振り返ってまで確かめてしまう様な、こんな俺。
それでも、少し淋しげに、でも仕方ないなって顔して優しく笑う美紀。
そんな優しい美紀に、何度救われたか分からない。
「ねぇ、優夜?」
「…ん?」
ふざけていたはずの美紀が、急にふっと真顔になり、話しかけて来た。
「まだ…忘れられない?アタシじゃ、優夜の心埋めてあげられない?」
「………」
「…今までずっと思ってたけど、怖くて言えなかった。一緒に居られる事は嬉しいよ。でも…」
美紀は、その先の言葉を言わずに、
ごめん、帰るね。
と言い、俺を残して去って行った。