「一緒に、飯でもどう?」

えっ?

三島くんに何を言われたのか、全くわからなかった。

「その…一緒に、食事にでも行かないかって」

三島くんが照れくさそうに言った。

ああ、そう言うことか。

あたしと三島くんの2人で、クリスマスイブに食事をするのか。

まあ、悪くないかも知れない。

1人で寂しくクリスマスを過ごすよりかは、まだマシだろう。

当日まで1ヶ月先もあるけど、それまで予定が入ることはないだろう。

「いいよ」

あたしは返事をした。

「どうせ、ヒマだし」

自虐的に言って笑ったあたしにつられるように、三島くんも笑った。