「 空哉!
―― さっきのポーズ、もう一回とって!
絵師に、写メで送る! 」
「 絵師? 」
「 さっき言った、愛がないとって揉めた人
ストーリーは別の人が書いてるんだ 」
「 …作詞作曲、別みたいなもんか 」
「 そうそう! 」
湯浅は笑って
かなり真剣に携帯を向ける
「 あ、 ちょい待てや 」
「 ん? 」
「 これって、今ある八巻だけ? 」
「 うん …評価は高いんだけど
少し難しいから、
いきなり打ち切りにならなかっただけ
良かった感じ 」
「 読んでからでいいか? 」
「 ――― もちろん!! 」