「 …遅くなるかもしんねえから
オマエら皆、先帰っててな



―― すみません看護士さん!!
扉!!開けて下さい!! 」



「 え… 空哉?! 」


「  おい! 真木?! 」






慌てて

一緒に走って来てくれた看護士さん

腹の横辺りで響く、鍵の音を聞きながら
自分の両手はガラスに着いたまま
キモチはその向こう