「ちょ・・・・・・ん・・・・・・」


押し返そうとすると、それと同時にキスは深まる。


「や・・・・・・、ん」


気が遠くなりそうな感覚・・・・・・。





「はぁっ・・・・・・」


やっと離れた唇。

何時間たった?!
と思うほど長かった。


「はぁ・・・はぁ・・・・・・」


大きく酸素を体に送り込む。

そんな私を上から見ている。ヤツ。



「あんま可愛い声出すなよ」



突如そんなことを言ってふっと笑う。

さっきまでのイジワルな笑い方じゃなかった。


「何よ!触んないでって言ったじゃない!!」


さっきの行為を思い出しただけでも、さむイボが・・・・・・。


「オマエ・・・・・・」


「うるさい!早くどっかいっ・・・・・」



どっかいって、と言うつもりだった。

だけど・・・・・・。




突然奏斗さんに抱きしめられた。