「でも、問題は解決してあげるんだ?」


澪が言うと、乃里子は大きく頷いた。


「もちろん♪
悩んでいる子は放っておけないし…
新聞部兼なんでも屋さんって事で。
…どうかな?」


乃里子が不安げに言うと、澪は笑顔で頷いた。


「良いんじゃない?
乃里子らしくて、楽しそう♪
私も学生だったら参加したいくらい。」


「良かった!
澪ちゃんに反対されたらどうしようって、心配だったの。」


乃里子はほっとしたような笑顔を浮かべた。


「でも、一人じゃ大変じゃない?」


「まあね…
でも最初は一人が良いかな。
そのうち少しづつ仲間を見つけるよ♪
私の本当の姿を見せてもいいって思える仲間をね。」


「そう…
私も出来る限り協力するからね!
なんでも相談して?」


澪が言うと、乃里子は嬉しそうに澪に抱きついた。


「ありがとう、澪ちゃん!」



翌日、乃里子は部活の申請用紙を提出し、部員一名の新聞部が誕生した。