『んあっ!私どっかに生徒手帳落とした!』 そう。いつも制服の胸ポケットにいれているはずの生徒手帳がなかったのだ。 「えぇ!?ちょ、探してきなよ!でも後五分くらいしかないから急ぎなね!」 『うん!』 そういって私は素早く教室からでて、階段を駆け下りた。家でるときはあったから…外だったらどうしよう… 階段をおりると、目の前に宮野君がいた。