たった少しの言葉だけど、嬉しかった。





慶悟の部屋は意外とシンプルで、何よりキレイだった。





あたしのいとこの部屋なんて、ゴミ山と同じなのに。





同じ男とは思えないなぁ。





「ベッドでも座っといて」





「う、ん・・・」





し―ん...





あ、この空気苦手だ。





この沈黙は慣れない。