「あ・・・藍川智夏です・・・・」





「お母さん、この子色々あってさ。今日泊まってもいいかな」





慶悟のお母さんは少し考えて、言った。





「うん、良いわよ。智夏ちゃん・・・だっけ?ゆっくりしてね」





「はい!ありがとうございます」





「お母さん、とりあえず俺の部屋連れてくから。晩メシできたら呼んで」





「うん、分かったわ」





そう言ってキッチンへ向かった。





あたしたちは2階へ上がる。





階段を上る時、慶悟は言った。





「気ぃつけろよ」