「ほら、ここ」





慶悟は目の前にある家を指した。





・・・デカくない?





見たかんじ、近所の公園と広さは変わらない・・・かも。





余裕であたしん家の2.5倍くらいある。





「何つったってんの?はやくあがれば?」





「あ、うん」





勢いで来ちゃったけど、慶悟のお母さんは知ってるのかな。





追い出されないよね?





「おかえり・・・あら、そちらの方は?」