「明澄、柚探してきてくれない?」 「あ、うん」 柚、屋上でも行ってんのかな? あの子、よく屋上でサボってるし。 「…でさ」 「あー…だよね」 ん? 柚の声。 誰かとしゃべってる…。 やっぱここにいるんじゃん。 「マジうざい、雛。」 え―!? そう言った声は間違いなく、柚だった。 ど、して? また、山田の仕業? あたしはこっそり見た。 …違う、山田じゃない。 ひかる達―…